冷え性でおこりやすい主な婦人科系疾患について

冷え性は婦人科系疾患と深いつながりがあるのですが、冷え性で悩んでいる方に婦人科系疾患を発症するリスクが高いといわれています。

ここでは下半身の冷えに付随しておこりやすい主な婦人科系疾患についてご紹介していきます。

冷え性と子宮や卵巣との深いつながりとは?

女性には男性にはない子宮や卵巣など生殖器の臓器がある分、解剖学的にも骨盤周囲の血の巡りが悪くなりやすいといわれています。骨盤周囲には大事な生殖器が詰まっています。

血の巡りが悪くなると骨盤を含む下腹部の冷えが生じてしまいます。下腹部の冷えをそのままにしてほうっておくと、さらに冷えが進行してしまいます。

冷え切った下腹部では、婦人科系の疾患に繋がりやすいのです。多くの女性が悩む不妊症や月経不順などのトラブルを抱えているのが現状です。

冷え性でおこりやすいおもな5つの婦人科系疾患とは?

冷え性によって血行が悪くなると、子宮や卵巣など生殖器周辺の臓器に十分な栄養素が届きにくくなります。そのため子宮や卵巣の機能が低下して婦人科系疾患を発症しやすいといわれています。

特に冷え性の影響を受けやすい婦人科系の疾患は非常に多くあるのですが、ここでは冷え性に付随して起こりやすい5つの婦人科系の疾患についてまとめていきます。

不妊症

冷え性は不妊にも影響することはご存知でしたか?冷えは不妊症の1つの原因といわれています。

子宮周りが冷えていると、生理の際に排出される子宮内膜が剥がれ落ちずに子宮内に残ってしまうことで、不妊症の原因となる子宮内膜症や子宮筋腫となるリスクがあるといわれています。

子宮内膜症を治療せずにそのまま放置していると、妊娠しずらくなる不妊症となるのです。妊活をしている人は、まず最初に下半身の冷えを改善することが一番の近道かもしれません。

無月経

無月経は毎月決まって月経が起こらなかったり、毎月来ていた生理が止まってしまうことをいいます。

冷え性にように血流が滞っている状態では、血流に乗って伝達される女性ホルモンが届きにくいので、女性生殖器の機能不全が起こる可能性があります。

このように下腹部の冷えが女性ホルモンの働きを弱めて、機能が低下してしまう原因となります。無月経を引き起こす原因の冷えは早めの対処が必要です。

月経困難症

月経困難症は月経前後や同時に起こる下腹痛やなどの不快な症状のことをいいます。

月経困難症がひどくなると、治療を必要とする場合もあるほどに進行してしまいます。この月経困難症の原因の1つは、冷えによる骨盤内うっ血症候群などがあります。

冷え性による骨盤内の血流が滞ることで起こるのが骨盤内うっ血症候群です。根本の原因である冷え性改善が早急に必要な疾患です。

月経前症候群(PMS)

月経前症候群(PMS)は月経前に起こる心身に現れる症状のことをいいます。

たとえば、身体のむくみや便秘、腹部の張りといった身体症状をはじめ、イライラや不安感、気分が落ち込んだりする精神症状まで様々な症状に及びます。

冷え性によって女性ホルモンの働きが弱まることが原因で月経前症候群(PMS)を発症するといわれています。

月経不順

月経不順は生理周期が乱れて、定期的に月経が来ないことが3か月以上続く状態をいいます。月経不順も冷え性が原因で起こる婦人科系疾患の1つです。

慢性的な冷え性では全身の血液の循環が悪い状態なので、体の中心である下半身の循環不全となります。

下半身の循環不全によって女性生殖器が正常に機能しないことに加え、女性ホルモンの運搬不全などが原因で月経不順などの子宮の疾患が発症します。

冷えからくる婦人科系疾患の予防方法

冷え性による婦人科系疾患を予防するための方法はあるのでしょうか?冷えからくる婦人科系疾患を防ぐのに有効なのは、まずは下半身を温めることです。

子宮は下半身部に位置しているので、子宮まわりを温めることが重要なのです。下半身を最初に温めることで、なんと自然に上半身も温まっていきます。

何故ならば、下半身を温めることで熱が全身の血流に乗って上半身にも届くからです。上半身と下半身の体温の温度差が埋まっていくと、より血液の循環のめぐりが良くなります。

また、腹巻きなどを利用して腰回り骨盤周囲を温めることは婦人科系疾患の予防に非常に効果的です。腰回りを温めることで、骨盤内の血のめぐりが改善します。

そうすると骨盤内のうっ血が改善されるので、冷えがとれるということですね。腹巻きは素材やデザインなど自分の好みで選んでかまいませんが、シルク(絹)の素材が冷え取りに良いとされています。

冷え性には婦人科系疾患に注意が必要

冷え性は婦人科系疾患にも影響を及ぼすことがおわかりいただけましたか?冷え性を甘く見ているととんでもない目にあってしまいます。

婦人科系の疾患の予防は、冷え性そのものの根本的な改善にも役立つのです。将来妊娠を考えている人や現在妊活中に方は、下半身の冷え性対策をする必要があります。早めの対策が早期の冷え性改善に役立ちますよ。

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